音源の話:Stylus RMX

Spectrasonics社からStylus RMXが発売された当初は、大きな衝撃を持って市場に迎え入れられたことを覚えています。というのは、それ以後のDTM Magazine等でも大きく取り上げられ、色々なコンポーザやアーティストのインタビューでも、Stylus RMXサイコーっていう発言、ありましたからね。音を聞いた限りでは私の大好きなSoundTeMPさんも使用されていました。

ドラムを手作りするのって、なかなか辛いんですよね。DTMを始めた当初は自分で作りきることにこだわりを持っていたのですが、あくまで私が作りたいのは曲そのものなんだと再認識してからは、便利なものをどんどん取り入れていく方針にシフトしました。私がこの音源を使い始めたのは、制作環境をMacに変えてからですが、なんでもっと早く導入しなかったんだろうと思います。まさに夢の様なリズム音源です。

基本的にはRexファイルの詰め合わせ。ただしその使い勝手は、フツーのRexを取り扱うソフトとは段違いです。そもそもループ素材はズラリといろいろなものが入っていて、オーケストラ以外はほとんど何でもいける印象。ロック系もちょっと少ないけどね。BPMはDAWに追随するから気にしなくていいし、倍速や1/2速、更には変拍子も含めて対応。一部分だけにエフェクトを掛けることも可能だし、しかもそれらのEditがとても簡単!OfficialのTurtorial Videoが無料公開されているので、それを観れば大体の使い方は分かってしまいます。英語ですけど、ムービーだから、細かいところがわからなくてもあまり問題ありません。これで専門用語ばっかりの分かりづらいマニュアルから開放されるんです。ちなみにTurtorial VideoはSpectrasonics3製品全てに用意されています。こういったところは、本当に親切だと思いますね。

私は、ソフトウェアの扱いやすさをかなり重視します。せっかく良い機能が揃っていても、使いづらければ宝の持ち腐れ。もちろん使いこなせればいいんでしょうけど、私はそこまでシンセマニアではないので。その点Spectrasonics製品の優れているところは、「素敵な音、かつ使いやすい」ところにあると思います。

リズムを作るときに苦労するのが、音の隙間をしっかり埋めていくこと。ゴーストノートとよく言われますが、これをやっていかないと、どうしてもスカスカなビートになってしまう。Stylus RMXなら、プリセットは全部完成されていて、音が埋まりまくりです。だから、メインビートとは別にサブのビートとしてうっすらと流しておくだけでも、曲に厚みが出てきます。また、Simplifyという機能を使えば、ツマミ一つでこの音の厚さを変えていくことができます。よりリズムをシンプルにしたりもできるわけです。リズムの厚みを変えていく作業は、手でやると非常に大変なのですが、Stylus RMXなら簡単に出来てしまいます。

私の場合は、使える限りメインビートとしてStylus RMXを採用しに行きますが、ダメな場合でもサブとして使用することが多いですね。ビートで苦労している方は、ぜひ使ってみると良いですよ。

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