優秀なチートプラグインは、どんどん併用していこう、というお話です。
こんにちは。mokaです。
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Invisible Limiter G2を導入してみた
曲を作っていると、必ず直面するミキシング・マスタリング上手く行かない問題。課題はいっぱいありますが、ものぐさな私は課金して至高のツールに頼りたくなります。
最近の曲って、音圧凄くないですか?特にEDM系かな。噂では音圧戦争に終止符が打たれたらしいですが、やっぱり曲聞くときって普通スマホで、曲に合わせていちいち音量調節なんてしないわけで。同じボリューム設定の場合、やっぱり音大きく聞こえたほうが、かっこいい!って思ってしまうのが人間です。なので、他の曲に負けないように音圧上げようとするのですが、まー壊れる壊れる。そりゃプロのミキシングに勝てるわけないしね。
そんな事情から、巷で話題となっているリミッターであるA.O.M. Audio-Plugins様のInvisible Limiter G2を導入してみたので、そのレビューをしてみたいと思います。ちなみに普段の私は、WavesのL3-16を愛用しているのですが、こちらとの比較になります。
長所: 音の歪みを殆ど出すことなく、音圧を上げてくれる
多分巷で人気な理由はコレでしょう。音を壊さずに上げる精度は凄いモノがあります。他に言うこと無いくらい、シンプルに素晴らしい。
短所(というより、使用上の注意点): コンプなどは他のプラグインに任せて併用したほうが良い
当然ながら、そのまま音圧を上げ続ければ、音は割れます。また、コンプが掛かるモードにすると、outputの音量にバラツキが出るため、私はオートコンプがoffになるモードしか使いません。
その意味ではL3-16の優秀さも同時に再確認出来たのですが、L3-16は、コンプ込みで音圧上げをして、outputも臨界点を超えないギリギリを攻め続けてくれます。要らないところが視覚的に見えて、そこを重点的に叩くようEQカーブを調整することにより、波形を平準化しながら、音圧を上げてくれます。コレのおかげで素人のヘボいミキシングであっても、なかなか音が割れずに済むのです。ものぐさな私にはピッタリ。
一方、なるべく音を歪ませずに音圧を上げてくれるInvisible Limiter G2も素晴らしくて、恐らくリミッターを使う前にしっかりミックスを整えることが出来る人であれば、Invisible Limiter G2だけで良いのだと思います。
私のように、ミックスにそんなに労力かけたくないよー!という人は、これらの併用が良い感じかなと思いました。つまり、まずは無理の無い範囲でL3-16により音圧を上げた上で、更にInvisible Limiter G2を使って、少し上げる。
こうすることで、L3-16単体で持ち上げた時に比べ、音の歪みが少なくなります。
最近の音源と音圧で肩を並べるには、L3-16だけだと正直結構無理しないといけない局面が多く、そこを上手くInvisible Limiter G2がアシストしてくれる、というイメージです。
実際に使ってみた
今回は音圧の変遷がわかるように、比較動画を作ってみました。
※爆音にならないよう、動画処理時に音量は均等に下げてあるのでご安心ください。
前半はL3-16 + Invisible Limiter G2、途中からL3-16だけ、そして最後に、何もなし(bypass) です。
L3-16単体でここまで音圧を上げると、更に音の歪みが顕著になります。
最初は、それぞれ単体でガッツリかけて、どんな音の割れ方するかとかもやろうと思ったのですが、そんなん元々のmixにも左右されるし、そもそもL3-16とやれることも違うし、ということで、実際に使ってみた状態を紹介することにしました。
実はこの状態でもまだ余裕はあって、L3-16で更にコンプを強め、IL G2も少し深くかけると、音圧戦争をやっていたころのEDMとタメを張れる程度にまで爆音に出来ます。ただ、さすがに音大きすぎになり耳に有害なので、マキシマイザーのかけすぎには気をつけましょう。
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