音源の話:Reason

音源の話をするにあたっては、私にとってPropellerhead社のReasonを語らないわけにはいきません。

この音源にはユニークな点がいくつもありますが、その1つが「シーケンサ統合型ソフトシンセ」であるということ。つまり、Reasonだけで音源を完結できてしまいます。私が制作した曲のなかでも、”Class Insane”, “Searcher”, “Below The Gloaming” はReasonしか使っていません(Reasonでのみ使用できる追加音源は、使ってますが)。

Reasonはその作りにも特徴があり、Reason内で使用できる様々なモジュール(ミキサー、シンセ、エフェクトetc…)をラックに追加していきます。これは実際見たほうが早いですが、ラックの裏側も見れるし、配線まで弄れます。

Reason完結だけでも十分面白いですが、本領を発揮するのはやはり、「ソフトシンセ」として使った時です。Reasonのみではどうしても音が薄くなりがちで、かなり工夫を凝らす必要があったのですが、ソフトシンセの一選択肢として使うことで、かなり強力な武器となります。例えば他音源のシンセリードに、Reasonのシンセリードを混ぜたりとかね。ただ、Reasonもupdateされつづけた歴史の中で、シンセの強化もされているので、どんどん音源としてのレベルも上がっています。

個人的にはベース系の音がお気に入りで、これはReason単体でもガンガン使いますね。あとはSoundFX系の音もなかなか素敵。また、リズムループも、Rebirthを復元したパッチを無料でDownloadできるんですが、これが強力です。一方でキーボード、シンセリード、ドラムキット等は、単体だけで気軽には使いづらい印象。もちろん使えることもあるんですが、工夫が必要になることが多いですね。

各種DAWとReasonは、Rewireでの接続になります。VSTとかではないので、慣れないとちょっとやり辛いですが、一般的なDAWなら何でも対応しています。

私が初めて入手したのはReason 3.0。当時はまだシーケンス機能も弱い上に、かなり工夫を凝らさないと音が薄くなってしまうような代物でした。しかし4.0でThorシンセの追加とシーケンス機能の大幅強化がなされ、その後もオーディオ機能強化、更にはRack Extentionsという、音源モジュールの制作をサードパーティに開放する試みまで行っています。要はReason版VST。VSTにケンカを売るという壮大なプロジェクトです。笑
まあReasonの中で動かすこと前提で作る音源なので、VSTに比べれば普及度に乏しくなるのは間違いないですが、KORG製の音源とかも出てきていますし、面白そうです。私はまだRack Extentionsは試していないのですが、ギターの音源とか、ちょっと触ってみようかなあと思っています。

今やVersion7.0で、3.0の頃と比べると全てが強化されています。真面目に、もっと流行ってもいいんじゃない?って思うくらい魅力のある音源だと思います。

強いて懸念材料を上げるとすれば、まさしく私はそうだったのですが、Reason完結でDTMを学ぶと、他の一般的なDAWとかVSTに触れることが殆ど無くなるので、制作環境の移行には苦労します笑
逆に、すでにDAWを使っている方からすれば、Rewireは少し慣れが必要かなあという印象です。

ということでReason、オススメです。あんまり取り上げられることもないかもしれませんが、初心者から上級者まで、様々な用途で、幅広く使っていける音源だと思います。

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